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ハワイの歴史、誕生からアメリカになるまで!

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ハワイのビーチ

日本人に人気の海外観光地と聞かれて、ハワイを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。年間約100万人の日本人がハワイを訪れています。ハワイと言えば、海やビーチ、ショッピングやグルメなどを思い浮かべますよね。しかしハワイは世界的にも、とてもユニークな文化が今も残っていることでもよく知られています。ハワイはこれまで、ポリネシア人がハワイを初めて発見した時から、ハワイ王朝の始まり、そしてアメリカ合衆国50番目の州となるまで、激動の歴史を刻んできました。当記事では、そんな知られざるハワイの歴史の概要を解説します。また、ハワイ旅行に行くなら訪れたいハワイの歴史が学べる観光スポットも併せてご紹介します。ハワイの歴史に興味のある方、ハワイが好きな方、そしてハワイ旅行を計画中の方はぜひ参考にしてみてください。

この記事のポイント
  • ハワイ諸島誕生について
  • ハワイ諸島に初めて来たポリネシア人について
  • ハワイに初めて西欧人がきた時について
  • ハワイ王朝について
  • ハワイがアメリカになるまでについて
  • ハワイの歴史が学べる観光スポットについて
  • ハワイの歴史が学べるおすすめの本について
目次

ハワイの歴史、誕生からアメリカになるまで

ハワイ諸島
引用元:ALOHA PROGRAM

ハワイ諸島はどのようにして誕生し、またなぜアメリカになったのかご存じですか。初めは無人島だったハワイ諸島に、ポリネシア人が海を渡ってきてから、イギリスやアメリカ、日本や中国、さらにフィリピンやポルトガル、プエルトリコなどからも多くの人々がやってきました。

その為、ハワイはメルティングポットと喩えられるほど、多様な文化が混ざり合った文化的にも興味深い地域となりました。そんなハワイの歴史を学ぶと、ハワイの見方が変わり、もっとハワイが好きになるでしょう。ここでは、ハワイ諸島の誕生からアメリカ合衆国で一番新しい州、50番目の州になるまでの歴史を振り返っていきます。

ハワイはどうやってできたのか?ハワイ諸島の誕生

ハワイ諸島は、ホットスポットと呼ばれるマグマ溜まりによって、海底より隆起し造り上げられた島々です。主に6つの島と130以上の小さな島々や岩礁で出来ており、太平洋戦争の転換点として知られるミッドウェー海戦が繰り広げられた、ミッドウェイ島の辺りにまでおよびます。ハワイ諸島の主な6つの島は、北からカウアイ島、オアフ島、モロカイ島、ラナイ島、マウイ島、そして別名ビッグアイランドの愛称で知られているハワイ島です。

ハワイ諸島の始まりは、最北西のクレ岩礁の誕生した3000万年前と考えられています。ハワイ諸島の主な6つの島では、約500〜600万年前に海面に誕生したカウアイ島が1番古いとされており、その後、徐々に他の島々が現れます。そして最後に誕生したのがハワイ諸島最南端で最東端のハワイ島です。ハワイ島はもっとも新しい島で、約50万年前に誕生したと言われています。ちなみに、ワイキキビーチやハワイ最大の観光都市ホノルルがあるオアフ島は、約350年前に誕生したと考えられています。

ハワイの先住民はどうやってきたの?マルケサス諸島からハワイ諸島までの航海

火山活動によって 造られた無人島のハワイ諸島に初めて人がやってきたのは、約1500年前と言われています。日本では、古墳時代や飛鳥時代の頃で聖徳太子が活躍していた時代です。そんな時代に、ポリネシアの中にあるマルケサス諸島のポリネシア人が、カヌーに乗って3,200km以上離れたハワイ島に上陸したのが始まりと言われています。羅針盤も方位磁石も、GPSもない時代に、ポリネシア人は星を頼りに大海原の中を進む航海術を持っていました。彼らは時に風向きや海流、鳥の飛ぶ方向なども頼りに航海したと伝えられています。

その後、12世紀にはタヒチから多くの人がハワイにやってきました。現在のハワイ文化はこのタヒチ人によって形成されたと伝えられています。今でも人気のフラやサーフィンもこの頃から始まったそうです。また、タヒチ人の移住後は、ハワイの信仰の基盤や、厳しい社会階級の制度が整えられました。そしてカプと呼ばれる社会を取り締まる厳しい規律が作られました。ちなみに、このカプは英語のtaboo(タブー)の語源とされています。

西欧の到来、キャプテン・クックがハワイに上陸

1300年以降ポリネシアの地域との交流が途絶え、外界との交流がなかったハワイの人々が西欧人と出会ったのは、1778年1月でした。初めてハワイに上陸したのは、イギリスの探検家キャプテン・クックでした。彼は二隻の船でタヒチ島から北上し、カウアイ島、オアフ島を見つけた後、初めてハワイ島に上陸したと伝えられています。

そしてキャプテン・クックは、この航海を命じたサンドウィッチ伯爵の名前からハワイ諸島のことをサンドウィッチ諸島と名付けました。残念ながら、ハワイ島上陸の一年後に、キャプテン・クックは先住民に殺されてしまいます。しかし、その後イギリスに帰った他の乗組員によって、ハワイ諸島の存在が西欧の国々に知られることとなり、ハワイにも西欧人が往来するようになります。

ハワイを作った人は誰ですか?ハワイ王朝について

ハワイ王朝の家系図
引用元:All Hawaii

キャプテン・クックがハワイ諸島に上陸した頃のハワイは、島単位で統治が行われており各地の王による土地争いが絶えませんでした。キャプテン・クックの上陸後、西洋の武器や知識をたくみに使ってハワイを統治したのが、かの有名なカメハメハ1世です。

カメハメハ1世は1758年にハワイ島で生まれました。西洋の文化がハワイに入ってきた頃、3つの勢力に分かれていたハワイ島を、1791年にカメハメハ1世は大砲や銃、そして西洋の知恵を使って制圧しました。その後マウイ島をイアオ渓谷で制圧、オアフ島をヌウアヌパリで制圧します。最終的にカウアイ島の王が降伏して、1810年、カメハメハ1世はハワイ諸島全島統一を果たしハワイ王国の誕生となります。その後ハワイ王朝は、カメハメハ1世から始まり8代目まで続きます。

カメハメハ1世の死後、長男のリホリホ王が王位を継承します。この時に長年守られてきたカプの制度が廃止になります。その後すぐ、アメリカからも宣教師がハワイにやってきてキリスト教の布教が始まります。キリスト教は、カプ制度廃止後のハワイの人々の生活に大きな影響を与えていきました。

カメハメハ2世リホリホ王の没後、カメハメハ3世として即位したのが、親米化と知られていた弟のカウイケアオウリ王でした。この頃まで、文字を持たなかったハワイの人々は宣教師から読み書きを学びました。そしてアルファベットを基に、ハワイ語が確立したのがこの頃です。産業では、捕鯨産業や貿易などで発展して行ったハワイでしたが、その反面、疫病に苦しめられ、多くのハワイの人々の命が奪われたのもこの頃です。

1838年カメハメハ3世の死後に王位を継承したのは、親英化のカメハメハ1世の孫、アレクサンダーリホリホ王(カメハメハ4世)でした。彼は宣教師から英語の教育を受けており、西洋社会の移入を進めていきました。1839年にイギリスのマグナ・カルタを基に「権利宣言」を交付、その後1840年には「ハワイ憲法」を交付、同時にハワイの立憲君主制が成立しました。

1863年カメハメハ4世の没後、兄のロット・カプワイア王がカメハメハ5世として即位します。カメハメハ4世の頃から、ハワイにはイギリス系、アメリカ系、ネイティブハワイアンの3つのグループが存在しており、外国人も政治に関わるようになっていました。さらに西洋の影響により、土地私有の概念が取り入れられ、結果ハワイ諸島の約75%の土地が外国人の所有地となってしまいます。そんな背景から、カメハメハ5世は、王権復古のために1864年、「新憲法」を公布します。しかし、妻子の居なかったカメハメハ5世は、次期王位継承者を指名することなく急逝してしまいます。

産業では、衰退していた捕鯨産業の代わりに砂糖産業が発展していきます。不足していた労働力の確保のために、ハワイでは移民局を設置し移民の受け入れを始めました。そして1868年、日本からは「元年者」と言われる最初の移民がハワイに渡りました。

継承者の居なかったカメハメハ5世の次に王位についたのは、初めて議会の選挙で選ばれたルナリロ王でした。カメハメハ5世の死をもってカメハメハ王朝の時代は終わります。しかしルナリロ王も、王位継承後すぐに亡くなってしまいます。

初めて選挙で選ばれたルナリロ王の後に王位を継承したのが、カラカウア王でした。カラカウア王は、宣教師によって禁止されていたフラを自身の戴冠式で復活させた王としても知られています。またカラカウア王は王位継承後、1875年にアメリカとの間に米布互恵条約の締結を成し遂げ、その後アメリカへのハワイ生産品の輸出が非課税で行われることが可能となりました。しかし、この影響により外国人プランテーション所有者などによる経済的な力も強くなり、アメリカへの併合を求める声も高まっていきます。そして、力をつけた経済人たちの強烈な圧力により、カラカウア王は王権を制限する改正憲法に署名せざるおえなくなります。この頃からハワイ王朝の衰退が始まりました。

カラカウア王の没後、1889年にハワイ王朝最後の王(女王)として即位したのが、妹のリリウオカラニ女王です。リリウオカラ二女王は、激動の時代を生きた「悲劇の女王」として知られています。カラカウア王の頃から、徐々に経済人の勢力が強くなり、王家の力が衰退していきましたが、リリウオカラ二女王の即位中ついにハワイ王国が倒されてしまいます。「悲劇の女王」として知られるリリウオカラ二女王ですが、実は音楽家としても有名で多くの曲を世に残しました。ディズニー映画「リロアンドスティッチ」でリロの姉ナニがハワイの代表曲「アロハ・オエ」を歌うシーンがあります。実はこの曲はリリウオカラ二女王が作詞作曲した、今でもハワイの人々から愛され続けている曲です。この曲は退位した後、女王が幽閉されていた時期に、祖国とハワイ王国の国民に向けて書かれた曲と言われています。

ハワイ王朝が倒れたあと、親米化のプランテーション所有者などの経済人たちによりハワイはアメリカ合衆国になる道を辿っていきます。次では、ハワイ王朝が崩壊した後のハワイについて解説していきます。

意外と知らないハワイの悲しい歴史、共和国時代とアメリカ領時代

リリウオカラ二女王を退位に追い込んだ、ハワイの白人系親米経済人たちは、暫定政府の樹立を宣言し、1894年に「ハワイ共和国」が設立されます。そんな中、ハワイの人々の間では、王政を取り戻そうという動きが激しくなり武装蜂起が起きました。リリウオカラ二女王の邸宅からも武器が見つかったことから、リリウオカラ二女王は逮捕されイオラニ宮殿に8ヶ月間幽閉されてしまいます。

その後、共和国だったハワイがアメリカの準州となったのは、1900年のことでした。イオラ二宮殿には、ハワイの国旗の代わりにアメリカの国旗、星条旗が掲げられました。そして、ハワイの主権は正式にアメリカのものとなります。一方のリリウオカラ二女王は、一市民としてホノルルで余生を過ごし、1917年に亡くなりました。

ハワイはいつからアメリカなの?アメリカ合衆国50番目の州

親米家だったカメハメハ3世の頃から、何度もハワイをアメリカの州にする意見は持ち上がっていましたが、連邦議会がハワイ州昇格を承認したのは第二次世界大戦後の1959年でした。第二次世界大戦など、いくつもの戦争と混乱の中、なかなか州昇格まで及ばず、ハワイがアメリカの準州になってから約60年後のことでした。こうしてハワイはアメリカ合衆国の50番目の州になり、その後、ハワイでは観光業がさらに発展し、軍事基地としても今なお大きな役割を果たしています。

ハワイの歴史を年表で簡単におさらい

これまでご紹介したハワイの歴史について、年表で簡単におさらいしてみましょう。

500万年前カウアイ島誕生 
1500年前ポリネシアから海を渡ってポリネシア人がやってくる
12世紀タヒチ人やってくる
1778年キャプテン・クック、ハワイ諸島を発見・上陸
1810年カメハメハ1世がハワイ諸島を統一、ハワイ王国の始まり
1819年2代目カメハメハ2世即位、カプの廃止
1824年3代目カメハメハ3世即位、ハワイ語の確立
1855年4代目カメハメハ4世即位
1849年ハワイ憲法の交付
1863年5代目カメハメハ5世即位
1868年日本から最初の移民がハワイに渡る
1873年6代目ルナリロ王即位、議会の選挙で選ばれた初めての王
1874年7代目カラカウア王即位
1883年カラカウア王の戴冠式でフラが復活
1891年8代目ハワイ王朝最後の王(女王)リリウオカラ二即位
1893年リリウオカラ二女王退位、ハワイ王国滅亡
1894年ハワイ共和国成立
1900年ハワイがアメリカの準州になる
1941年真珠湾攻撃
1959年ハワイがアメリカ合衆国の50番目の州になる
ハワイ歴史年表

今では、ネイティブハワイアンや白人系アメリカ人だけでなく、日本人、中国人、フィリピン人、ポルトガル人、韓国人など様々な国のバックグラウンドを持つ人たちがハワイに住んでいます。それは、かつて移民を積極的に受け入れていたハワイの歴史背景を裏付けるものでしょう。そして、観光地として発展したハワイには、今では年間1,000万人以上の観光客が訪れ、「楽園ハワイ」の美しさに魅了されています。

ハワイを訪れる際は、ショッピングやビーチだけでなく、ハワイの歴史に触れられる観光スポットを訪れてみてはいかがでしょうか。次では、そんなハワイの歴史が学べる観光スポットをご紹介します。次にハワイを訪れる際にはぜひ参考にしてみてください。

ハワイの歴史を学ぼう、おすすめ観光スポットなど

オアフ島の観光スポット
引用元:Shaka Guide

ハワイの歴史を学ぶには、実際にハワイにある博物館や史跡を訪れてみると良いでしょう。また、実際にハワイへ行くのが難しい場合は、本などから詳しく学ぶことができます。ここでは、オアフ島でハワイの歴史が学べる観光スポット5選と、ハワイの歴史について学べる本3選をご紹介します。

ハワイの歴史が学べる観光スポット5選

ハワイ王朝は、アメリカ唯一の王国でした。また、多くの移民を受け入れたことから、ハワイは多種多様な文化に触れることが出来る全米でも珍しい州です。そんなハワイの歴史が学べる、オアフ島のおすすめ観光スポット5選をここではご紹介します。ハワイを訪れる際には、ぜひハワイの歴史にも触れてみることをおすすめします。きっと今まで知らなかったハワイに出会えるでしょう。

ハワイの博物館と言えばここ!ビショップ・ミュージアム

1889年に開館した、ハワイ最大の博物館がビショップ・ミュージアムです。カメハメハ大王の子孫、バニース・パウアヒ・ビショップ王女が集めた、ハワイ王族の家宝やハワイの美術工芸品を収蔵するために建てられました。ハワイ王族の家宝だけでなく、ハワイやポリネシアの文化についての資料も収蔵しており、収蔵数はなんと2500万点以上です。世界的にも貴重なコレクションを持つ、ハワイで最も重要な史跡の一つです。

館内ではパシフィックホールとハワイアンホールを中心に、多くの収蔵品を鑑賞することが出来ます。特にポリネシアンがハワイにやってきた頃から、ハワイ王朝の頃について学べるハワイアンホールはおすすめです。その他、プラネタリウムやサイエンスアドベンチャーセンター、フラレッスンなども人気でおすすめです。

施設名ビショップ・ミュージアム(Bishop Museum)
住所1525 Bernice St, Honolulu, HI 96817
営業時間9:00〜17:00
休館日サンクスギビング・クリスマス
入館料大人(18歳〜64歳):$33.95
シニア(65歳以上):$30.95
子供(4歳〜17歳):$22.95
乳幼児(3歳以下):無料
プラネタリウム(追加料金):$3.00
所要時間1時間〜
トイレ
駐車場◯(有料)
公式サイトhttps://www.bishopmuseum.org/日本語
ビショップ・ミュージアム基本情報

ハワイの移民史が学べる!ハワイ・プランテーション・ビレッジ

ハワイには日本をはじめとして、中国、フィリピン、ポルトガルなどから多くの移民がやってきて、ハワイの発展に貢献してきました。そんなハワイの移民史について学べるのが、ハワイ・プランテーション・ビレッジです。ハワイ最大のアウトレット、ワイケレプレミアムアウトレットの近く、ワイパフ地区にハワイ・プランテーション・ビレッジはあります。

25棟の建物と家屋が保存されており、砂糖産業が盛んだった1850年から1950年の頃の生活様式や、異なる文化について学べます。住居や生活必需品、また主要な建築物も保存されており、当時の日本人をはじめとした移民の生活をのぞくことができておすすめです。1時間から1時間半の日本語ガイドによるツアーも事前予約で利用が可能なので、より詳しく知りたい方は利用してみてはいかがでしょうか。日本語ガイドのツアー予約は電話またはメールで受け付けています。

施設名ハワイ・プランテーション・ビレッジ(Hawaii Plantation Village)
住所94-695 Waipahu st, Waipahu, HI 96797
営業時間9:00〜14:00
休館日日曜日
入館料大人(18歳〜61歳):$17.00
シニア(62歳以上):$11.00
子供(4歳〜17歳):$8.00
乳幼児(3歳以下):無料
所要時間1時間〜
トイレ
駐車場◯(有料)
公式サイトhttp://www.hawaiiplantationvillage.org/ 
ハワイ・プランテーション・ビレッジ基本情報

アメリカで唯一の宮殿!イオラニ・パレス

ハワイで唯一の王国だったハワイ王国ですが、7代目のカラカウア王の時代の1882年に建てられた宮殿、イオラニ・パレスはアメリカで唯一の宮殿です。カラカウア王の戴冠式でフラが復活した場所であり、ハワイ王朝最後の女王リリウオカラ二が幽閉されたのも、このイオラニ・パレスです。当時では最先端のモダンテクノロジーが駆使された西洋風の宮殿で、電話や水洗トイレを完備。また電灯が取り入れられたのはホワイトハウスよりも早かったそうです。宮殿内には、ハワイの王族の遺産や、宮殿で使われていた家具、また世界各国から贈られた豪華な品々が展示されています。独自の文化を持つハワイの美術品や歴史について学べるイオラニ・パレスはおすすめ観光スポットの一つです。

各種ツアーも用意されています。おすすめはオーディオを聞きながら自分のペースでで館内を回る、オーディオツアー(Self-Led Audio Tour)と、専門知識を持ったガイド(ドーセント)が一緒に館内を回り解説してくれるドーセントツアー(Docent-Led Tour)の2つです。ハワイについて学びたい方、ハワイの歴史や文化に興味のある方は、ぜひドーセントツアーに参加してみてください。ドーセントツアーは公式サイトからの事前予約が必要です。

施設名イオラニ・パレス(Iolani Palace)
住所364 South King st, Honolulu, HI 96813
営業時間9:00〜16:00
休館日日曜日・月曜日
入館料オーディオツアー
大人(18歳〜):$26.95
学生(13歳〜17歳):$21.95
子供(5歳〜12歳):$11.95
乳幼児(4歳以下):無料

ドーセントツアー
大人(18歳〜):$32.95
学生(13歳〜17歳):$29.95
子供(5歳〜12歳):$14.95
乳幼児(4歳以下):無料
所要時間1時間〜
トイレ
駐車場◯(有料)
公式サイトhttps://www.iolanipalace.org
イオラ二・パレス基本情報

ハワイの歴史、日本人なら一度は訪れたい!パールハーバー

日本人として一度は訪れるべき場所が、パールハーバーです。パールハーバーは、ハワイの中で最も観光客が訪れる観光スポット。なんと世界中から年間200万人以上の人がパールハーバーに足を運んでいます。パールハーバーには主に4つの施設があります。

パールハーバーの主な4つの施設
  • アリゾナ記念館
  • 戦艦ミズーリ
  • 太平洋航空博物館
  • USSボーフィン潜水艦博物館

中でも外せないのが日本軍による真珠湾攻撃の際、実際に攻撃され沈没した戦艦アリゾナの上に建てられている、アリゾナ記念館です。入場料は無料で、沈没した戦艦アリゾナを記念碑の上から見ることができます。今もなお、1,000人以上の遺体が戦艦アリゾナと共に沈んでいると言われており、戦艦から流れ出る燃料油の油膜も目視できます。日本人としては足を運びにくい場所かも知れません。しかし歴史から学ぶことはたくさんあり、日本人だからこそぜひ訪れたい、そんな施設です。またパールハーバーにはアリゾナ記念館以外にも、興味深い博物館がいくつもあるので、パスポートを購入して全てを回ってみてはいかがでしょうか。

施設名パールハーバー・ビジター・センター(Pearl Harbor Visitor Center)
住所Arizona Memorial Pl, Honolulu, HI 96818
営業時間7:00〜17:00
※各施設により営業時間が異なります。
休館日サンクスギビング・クリスマス・年末年始
入館料4つの施設が回れるパスポート
(Official Passport to Pearl Harbor)
大人(13歳以上):$89.99
子供(4歳〜12歳):$44.99
乳幼児(3歳以下):無料
所要時間6時間〜
トイレ
駐車場◯(無料)
公式サイトhttps://pearlharbor.org/
パールハーバー・ビジター・センター基本情報

ハワイのルーツ・歴史に触れる子供向けテーマパーク!ポリネシア・カルチャー・センター

ポリネシアの6つの国や地域の文化について、楽しみながら学べる体験型のテーマパークがポリネシア・カルチャー・センターです。その広さは、なんと5万坪、東京ドーム3つ分の広さを誇ります。ポリネシアの伝統的なダンス、音楽、フードなど、朝から夜まで一日中大人も子供も楽しめるハワイ屈指のテーマパークです。特に、開演10周年を迎えた世界最大のポリネシアショー「HA: ブレス・オブ・ライフ」は必見です。フラ、タトゥー体験、火おこし、カヌーツアーなどを通して、ユニークなポリネシアの文化を体験してみてください。

また、併設されているフキラウ・マーケット・プレイスは、フードトラックやギフトショップなどが建ち並ぶノスタルジックな雰囲気が魅力的なスポットです。ポリネシア・カルチャー・センターと一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。

施設名ポリネシア・カルチャー・センター(Polynesian Culture Center)
住所55-370 Kamehameha Hwy, Laie, HI 96762
営業時間センター開演時間:12:45〜〜21:00(ナイトショー終演)
フキラウ・マーケット・プレイス:11:00〜20:30
休館日日曜日・水曜日・サンクスギビング・クリスマス
入園料入園&ナイトショー (ディナーは含まれません)
大人(12歳以上):$119.95
子供(4歳〜11歳):$95.95
乳幼児(3歳以下):無料
所要時間3時間
トイレ
駐車場◯(無料)
公式サイトhttps://polynesia.jp
ポリネシア・カルチャー・センター基本情報

ハワイ旅行の際は、ぜひハワイの歴史が学べる観光スポットにも足を運んでみてはいかがでしょうか。ハワイの意外な一面が見られること間違いないです。

ハワイの歴史を学びたい人におすすめの本3選

ハワイに行かなくても、ハワイの歴史について学びたい人、また自分でもっと学んでみたいと思う人におすすめな本3選を、ここではご紹介します。ハワイに行く前に読むのもおすすめですし、実際に行ってみて学びを深めるために帰国後に読んでみるのも良いでしょう。

「ハワイの歴史と文化 悲劇と誇りのモザイクの中で」(著者:矢口祐人)

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「移民」「戦争」「観光」「ネイティブハワイアン」の4つの観点から構成されており、読みやすく分かりやすいと評価の高い本です。ハワイの歴史を包括的に学べる本としておすすめの一冊です。

「ハワイとフラの歴史物語ー踊る東大助教授が教えてくれた(素敵なフラスタイル選書)」(著者:矢口祐人)

フラを踊っている方、またフラが好きな方は必読なのがこちらの本です。宣教師に禁止されながらも、文字を持たないハワイアンが後世に自分たちの文化を伝えてきた一つの方法、それがフラでした。そんなフラの歴史、そしてフラ好きの筆者の紡ぐ文章も面白く読みやすいのでおすすめです。

「ハワイ王国(カメハメはからクヒオまで)」(著者:矢口祐人)

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カメハメハ大王から8代目のリリウオカラ二女王まで歴代の王について、さらには重要な役割を果たした王子や王女の生涯も詳しく書かれている本です。この本を読んでハワイに行けば、今までとは違ったハワイの見方が出来るでしょう。

まとめ:ハワイの歴史を学んで、もっとハワイを好きになろう!

「楽園」のイメージが強いハワイですが、激動の時代を経た意外な歴史がありました。ビーチや青く透き通る海に癒されたり、大きなショッピングセンターでお買い物を楽しむのも良いですが、ぜひハワイの歴史や文化に触れられる観光スポットへも訪れてみてください。

・ハワイ諸島は3000万年前にマグマ溜まりが隆起してできた

・ハワイ諸島を初めて見つけたのはポリネシア人

・西欧人で初めてハワイを訪れたのは、キャプテン・クック

・アメリカ唯一の王朝、ハワイ王朝はカメハメハ大王が全島統一して成し遂げた

・ハワイ王朝最後の王(女王)は8代リリウオカラ二女王

・親米化の経済人の圧力から、ハワイ王朝崩壊、アメリカの領土になる

・ハワイ準州の時に旧日本軍より真珠湾攻撃を受ける

・ハワイがアメリカ合衆国50番目の州となる

・ハワイの歴史が学べる観光スポット1:ビショップ・ミュージアム

・ハワイの歴史が学べる観光スポット2:ハワイ・プランテーション・ビレッジ

・ハワイの歴史が学べる観光スポット3:イオラ二・パレス

・ハワイの歴史が学べる観光スポット4:パール・ハーバー

・ハワイの歴史が学べる観光スポット5:ポリネシア・カルチャー・センター

・日本にいながらハワイの歴史を学びたいなら本がおすすめ

ハワイの歴史を学んで、ハワイのユニークな文化に触れれば、もっとハワイを好きになるでしょう。ハワイに行く予定のある方、ハワイがもうすでに大好きな方は是非、実際にハワイの歴史が学べる観光スポットに行って、もっとディープなハワイに触れてみてください。

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